製品の特徴

ExcelCreator 2012 は 2015 年 11 月 25 日 をもって販売を終了いたしました。

ExcelCreator 2012 の製品の特徴をご紹介します。

さまざまなアプリケーションに対応する Excel ファイル生成機能

ExcelCreator 2012 は、次の Excelファイル生成機能を提供します。

Excel ファイルを新規生成
プログラムから Excel ファイル(xls/xlsx 形式)を新規に生成することができます。

既存の Excel ファイルをオープン
プログラムから Excel ファイルをオープンし、セルの値の読み取りや、セルに値や書式を設定して上書き保存することができます。セルの値の読み取りのみを行う場合、読み取り専用でオープンすることもできます。

オーバーレイオープン
Excel であらかじめ罫線などの枠組み(テンプレート)だけを設定しておき、プログラムからはテンプレートに対してデータだけを設定して別の Excel ファイルに保存する機能です。テンプレートはエンドユーザーが作成することもできるので、ニーズに合った開発ができます。また、オーバーレイオープンに使用するテンプレートの Excel ファイルは、プログラムに埋め込んで使用することもできます。(※)

※オーバーレイ元のファイルの埋め込みは、「ExcelCreator 8.0 for .NET」、「ExcelCreator 5.0 for .NET」のみ対応しています。

Excelファイルを高速生成/実行環境に Excel は不要

ExcelCreator 2012 は、独自技術により Excel ファイルを高速に生成します。

サーバーなどで Excel がインストールされていない環境でも、Excel ファイルを生成するアプリケーションを構築できます。

処理速度例 (※)

例1)10 列 × 1,000 行 (1 万セル)の明細を出力
Excel Object : 約 9秒
ExcelCreator 2012 : 約 0.4 秒

例2)20 列 × 5,000 行 (10 万セル)の明細を出力
Excel Object : 約 77秒
ExcelCreator 2012 : 約 1 秒

※ExcelCreator 8.0 for .NET の処理速度です。また、処理速度はマシンスペックやデータ形式により異なります。
OS: Windows 7 Ultimate 32bit、CPU: Intel Core2 Duo 3.00GHz、メモリ: 3GB の実行マシンでの結果です。

パフォーマンスの向上を実現New!

.NET 対応の最新バージョン ExcelCreator 8.0 for .NET では、ExcelCreator 6.0 for .NET と比べてメモリ消費量を小さく抑える設計で、Excel ファイル生成の処理速度が向上しました。 また、Excel ファイル生成時の動作モードとして、よりメモリ消費量を抑えるモード(※)を追加し、大量のデータを扱う処理にも対応しています。

※このモードはプログラム中で選択できます。また、このモードを使用する場合、コピー処理などの機能に一部制限があります。

コードデザイナ (※)New!

複数のセルに書式やデータを設定する場合、新機能のコードデザイナが威力を発揮します。 Excel から目的のセルを直接コードデザイナ上へドラッグ&ドロップし、展開したそれぞれのセルに対して必要なデータや表示形式、罫線、背景色等を設定して、ソースコードを自動生成することができます。

※ExcelCreator 8.0 for .NET のみ対応しています。
実行環境に Excel のインストールが必要です。

100%マネージコード (※)New!

100%マネージコードで実装したコンパクトなコンポーネントなので、プラットフォームに依存しないアプリケーションを開発することができます。

※ExcelCreator 8.0 for .NET のみ対応しています。

シンプルなコーディングで Excel ファイルを簡単に生成

ExcelCreator 2012 による Excel ファイル生成は、たった 3 段階のコーディングで実現可能です。

コーディング例(C#)
// ① Excel ファイル(NewBook.xlsx)を新規作成
xlsxCreator1.CreateBook("C:¥NewBook.xlsx", 3, xlsxVersion.ver2010);
// ② A1セルに値を差し込み
xlsxCreator1.Cell("A1").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";
// ③ Excel ファイルをクローズ
xlsxCreator1.CloseBook(true);

値を差し込むセルの指定は、"A1 参照形式"、"座標形式"、"セルの名前"、"変数名"の 4 つの方法を使用することができます。

コーディング例(C#)
// A1 参照形式
// セル位置を "A1" のように直接文字列で指定できます。
xlsxCreator1.Cell("A1").Value = 1000;

// 座標形式
// セル位置を(0, 0)のように座標形式で指定できます。
xlsxCreator1.Pos(0, 0).Value = 1000;

// セルの名前
// Excel の名前ボックスに入力したセルの名前で指定できます。テンプレートで名前の位置を変更すれば、プログラムを変更せずにデータの設定位置を変えることができます。
xlsxCreator1.Cell("金額").Value = 1000;

// 変数名
// セルに設定した特定のキーワード文字列 (デフォルトで"**") から始まる文字列(例:“**金額”)で指定できます。テンプレートで変数名の位置を変更すれば、プログラムを変更せずにデータの設定位置を変えることができ、さらに複数のセルに同じデータを設定したい場合などに便利な機能です。
xlsxCreator1.Cell("**金額").Value = 1000;

シート、セルの操作

値の差し込み以外に、シートごとのページ設定、セルの罫線や背景色などのセル書式の設定が可能です。 また、セル、行、列、それぞれの単位でのコピー、クリアや、シートのコピー、削除の機能も提供します。

PDF ファイル出力、ストリーム出力に対応(.NET 版)

プリンタドライバが環境にインストールされてなくても、高精度な PDF ファイルを出力できます。また、サーバーサイドからのストリーム出力にも対応しています

図、オートシェイプの設定に対応

プログラム中から図やシェイプを自在に挿入することができます。

Excel ファイルの形式や、動作環境に合わせたユースフルな製品構成

ExcelCreator 2012 は、Excel ファイルの形式や動作環境に合わせて以下の 4 製品の最新バージョンを収録しています。

製品バージョン 説明
ExcelCreator 8.0 for .NETNew! .NET 環境で xlsx形式を扱うための最新版
ExcelCreator 5.0 for .NET .NET 環境で xls形式を扱うための最新版
ExcelCreator Ver3.6 ActiveX 環境で xlsx形式を扱うための最新版
ExcelCreator Ver3.0 ActiveX 環境で xls形式を扱うための最新版

サンプルプログラムとオンラインヘルプで強力バックアップ (※)

豊富なサンプルプログラムとオンラインヘルプでプログラミングを支援します。

※製品に紙ベースのマニュアルは提供していません。
各製品ごとにインストールされるヘルプファイルをご参照ください。