製品の特徴
VB-Report 8 は 2020 年 10 月 7 日 をもって販売を終了いたしました。
VB-Report 8 の製品の特徴をご紹介します。
ハイブリッドな帳票開発
VB-Report 8 は、Microsoft Excel で帳票レイアウトを作成する画期的な帳票生成支援コンポーネントです。帳票ツール独自のデザイナ機能を新たに覚える必要はなく、Excel の多彩な修飾機能を使用した美しい帳票をシンプルなコードで作成できます。開発者はデータの差し込みや出力などのプログラミングを行い、帳票レイアウトはエンドユーザーが作成する、ハイブリッドな帳票開発を実現します。エンドユーザーが後から帳票レイアウトを変更することもできるので、開発工数だけでなくメンテナンスに掛かるコストも大幅に削減できます。
xlsx 形式、xls 形式の両形式に対応New!
100% マネージコードで実装されたコンパクトなコンポーネントで、xlsx 形式、xls 形式の両形式に対応します。各形式毎のコンポーネントではなく、統合された一つのコンポーネントで両形式に対応し、付属のビューアコントロールも xlsx 形式、xls 形式の区別なく作成した帳票の出力が可能となるため、ファイル形式ごとのインターフェース実装を意識せずにアプリケーションを開発することができます。
シンプルな手順で帳票を出力
帳票の出力は、たった 3 段階のコーディングで実現可能です。
- VB.NET
- C#
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' ①-1デザインファイル名を指定します。CellReport1.FileName = "C:\Book1.xlsx"' ①-2帳票ドキュメントの作成を開始します。CellReport1.Report.Start()' ①-3帳票の作成を開始します。CellReport1.Report.File()' ②-1デザインシートを指定します。CellReport1.Page.Start("Sheet1", "1")' ②-2セルに値を設定します。CellReport1.Cell("A1").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";' ②-3ページ処理を終了します。CellReport1.Page.End()' ③-1帳票ドキュメント作成を終了します。CellReport1.Report.End()' ③-2作成した帳票ドキュメントをビューアに設定します。ViewerControl1.Document = CellReport1.Document
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// ①-1デザインファイル名を指定します。cellReport1.FileName = @"C:\Book1.xlsx";// ①-2帳票ドキュメントの作成を開始します。cellReport1.Report.Start();// ①-3帳票の作成を開始します。cellReport1.Report.File();// ②-1デザインシートを指定します。cellReport1.Page.Start("Sheet1", "1");// ②-2セルに値を設定します。cellReport1.Cell("A1").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";// ②-3ページ処理を終了します。cellReport1.Page.End();// ③-1帳票ドキュメント作成を終了します。cellReport1.Report.End();// ③-2作成した帳票ドキュメントをビューアに設定します。viewerControl1.Document = cellReport1.Document;
簡単なセルへのデータ挿し込み
変数名(※)、A1 参照形式、座標、セル名による指定で、簡単に目的のセルへデータを挿し込むことができます。 ※変数名によるセル指定 セル値の先頭に*(アスタリスク)が 2 つ付いた文字列を変数名として扱い、予めデザインシートのセルに記述した変数名を指定してデータの差し込みができます。変数名を使用することで、デザインシート側でセルの位置が移動した場合でも、コードを修正することなく目的のセル位置にデータを設定することが可能となります。変数名を識別する先頭文字列(**)を任意の文字列に変更することもできます。
- VB.NET
- C#
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' 変数名による指定' 予め Excel で **Name と設定されたセルを指定CellReport1.Cell("**Name").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社"' A1 参照形式によるセル指定CellReport1.Cell("A1").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社"' 座標形式によるセル指定 ※A1 セルを基点(0, 0)とするCellReport1.Pos(0, 0).Value = "アドバンスソフトウェア株式会社"' セル名によるセル指定' 予め Excel でセル名(名前の定義)を設定したセルを指定CellReport1.Cell("Name").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社"
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// 変数名による指定// 予め Excel で **Name と設定されたセルを指定cellReport1.Cell("**Name").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";// A1 参照形式によるセル指定cellReport1.Cell("A1").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";// 座標形式によるセル指定 ※A1 セルを基点(0, 0)とするcellReport1.Pos(0, 0).Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";// セル名によるセル指定// 予め Excel でセル名(名前の定義)を設定したセルを指定cellReport1.Cell("Name").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";
様々な帳票出力シーンに対応
作成した帳票は付属のビューアコントロールでプレビュー、印刷を行ったり、Excel/PDF ファイルへ保存することができます。
Windows 用ビューアコントロール
Web 用ビューアコントロール
WPF 用ビューアコントロール ブラウザ用 ActiveX ビューアコントロール Windows ストアアプリ用ビューアコントロール
セルデザイナNew!
付属のセルデザイナを使用することで、データを設定するセル位置の指定や、データベースの各フィールドとのバインドを直観的な UI 操作で定義することができます。定義したデータを読み込むだけで帳票が作成できるので、よりシンプルなコードで帳票を出力することができます。
セルデザイナで設定した内容は独自の定義ファイル(.dsnx)として保存し管理することが可能で、異なるプロジェクトや付属のレポート作成ツール「DB-Report Lite」で使用することができます。
セクションレポートNew!
新機能となるセクションレポート機能では、帳票のヘッダー部、明細部、フッター部を各セクション単位で管理することができます。ページ単位でのヘッダー/フッターの調整や可変のレコードなど、複雑な連続帳票も簡単に作成することができます。
進化した PDF 生成エンジンNew!
PDF 出力の際、従来の VB-Report シリーズでは対応していなかった暗号化レベル "RC4 128bit" までのパスワード設定、外字切り替え機能、透過画像の反映に対応しました。
専用バーコードクラスを付属
QR コード、PDF417 といった 2 次元バーコードをはじめ、主要な 1 次元バーコード、郵便カスタマバーコードを生成することが可能なバーコードクラスを付属しているので、「VB-Report 8」ひとつでバーコード付き帳票の作成が可能です。
DB-Report LiteNew!
帳票をノンプログラミングで出力可能なレポート生成ツール「DB-Report Lite」を付属。 セルデザイナと同様の UI 上でデータを設定する目的のセルを Excel から展開し、データベースの各フィールドとのバインドや書式の設定など、帳票作成に必要な定義を全て直感的な UI 操作で行います。出力形式はプレビュー、印刷、Excel/PDF 保存に対応し、ページ設定や改ページの条件も細かく指定できるので、プログラミングの技術がなくても簡単に多彩な帳票を作成することができます。
ストリーム出力に対応
作成した帳票はストリームに出力することができるので、Web 帳票プログラムなども簡単に生成することが可能です。
デザインファイルの埋め込み機能
デザインファイルをプログラムに埋め込むことにより、配布の手間を軽減すると同時に、デザインファイルの変更を防ぐこともできます。
サンプルプログラムとヘルプで強力バックアップ
豊富なサンプルプログラムとヘルプでプログラミングを支援します。