製品の特徴
VB-Report 10 は 2022 年 2 月 16 日 をもって販売を終了いたしました。
収録バージョン VB-Report 10.0 for .NET は後継製品の VB-Report 11 に収録しています。
VB-Report 10.0 for .NET の製品の特徴をご紹介します。
Excel でデザインする帳票開発
VB-Report 10.0 for .NET は、使い慣れた Excel で帳票デザインを作成する帳票開発ツールです。データの差し込みや出力などのプログラミングは開発者が行い、帳票レイアウトはエンドユーザーが Excel で作成する、ハイブリッドな帳票開発を実現。Excel がデザイナとなるため、帳票ツール独自のデザイナ機能を新たに覚える必要はなく、エンドユーザーが後から帳票レイアウトを変更することも可能。帳票開発やメンテナンスに掛かるコストを大幅に削減できます。
より高速化された帳票作成モードNew!
VB-Report 10.0 for .NET では従来バージョンと比べてより高速に帳票を作成可能なモードを追加しました。
Windows / Web アプリケーションを問わず、パフォーマンスの高い帳票出力機能を実装することができます。
処理速度比較 (※)
製品バージョン | ||
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100 ページ | 1000 ページ | |
VB-Report 10.0 for .NET | 約 0.5 秒 | 約 3.8 秒 |
VB-Report 8.0 for .NET | 約 3.9 秒 | 約 37 秒 |
※Windows フォームアプリケーションで、標準的な A4 用紙の帳票にデータを 5 レコード設定して出力した場合のパフォーマンス(Xlsx 形式)
OS: Windows 10 Enterprise 64bit、CPU: Intel Core i5-4460 3.20GHz、メモリ: 8GB で計測
xlsx 形式、xls 形式の両形式に対応
100% マネージコードで実装されたコンパクトなコンポーネントで、xlsx 形式、xls 形式の両形式に対応します。付属のビューアコントロールも xlsx 形式、xls 形式の区別なく作成した帳票の出力が可能となるため、ファイル形式ごとのインターフェース実装を意識せずにアプリケーションを開発することができます。
シンプルな手順で帳票を出力
帳票の出力は、たった 3 段階のコーディングで実現可能です。
- VB.NET
- C#
-
' ①-1デザインファイル名を指定します。CellReport1.FileName = "C:\Book1.xlsx"' ①-2帳票ドキュメントの作成を開始します。CellReport1.Report.Start(ReportMode.Speed)' ①-3帳票の作成を開始します。CellReport1.Report.File()' ②-1デザインシートを指定します。CellReport1.Page.Start("Sheet1", "1")' ②-2セルに値を設定します。CellReport1.Cell("A1").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";' ②-3ページ処理を終了します。CellReport1.Page.End()' ③-1帳票ドキュメント作成を終了します。CellReport1.Report.End()' ③-2作成した帳票ドキュメントをビューアに設定します。ViewerControl1.Document = CellReport1.Document
-
// ①-1デザインファイル名を指定します。cellReport1.FileName = @"C:\Book1.xlsx";// ①-2帳票ドキュメントの作成を開始します。cellReport1.Report.Start(ReportMode.Speed);// ①-3帳票の作成を開始します。cellReport1.Report.File();// ②-1デザインシートを指定します。cellReport1.Page.Start("Sheet1", "1");// ②-2セルに値を設定します。cellReport1.Cell("A1").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";// ②-3ページ処理を終了します。cellReport1.Page.End();// ③-1帳票ドキュメント作成を終了します。cellReport1.Report.End();// ③-2作成した帳票ドキュメントをビューアに設定します。viewerControl1.Document = cellReport1.Document;
簡単なセルへのデータ挿し込み
変数名(※)、A1 参照形式、座標、セル名による指定で、簡単に目的のセルへデータを挿し込むことができます。
※変数名によるセル指定
セル値の先頭に*(アスタリスク)が 2 つ付いた文字列を変数名として扱い、予めデザインシートのセルに記述した変数名を指定してデータの差し込みができます。変数名を使用することで、デザインシート側でセルの位置が移動した場合でも、コードを修正することなく目的のセル位置にデータを設定することが可能となります。変数名を識別する先頭文字列(**)を任意の文字列に変更することもできます。
- VB.NET
- C#
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' 変数名による指定' 予め Excel で **Name と設定されたセルを指定CellReport1.Cell("**Name").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社"' A1 参照形式によるセル指定CellReport1.Cell("A1").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社"' 座標形式によるセル指定 ※A1 セルを基点(0, 0)とするCellReport1.Pos(0, 0).Value = "アドバンスソフトウェア株式会社"' セル名によるセル指定' 予め Excel でセル名(名前の定義)を設定したセルを指定CellReport1.Cell("Name").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社"
-
// 変数名による指定// 予め Excel で **Name と設定されたセルを指定cellReport1.Cell("**Name").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";// A1 参照形式によるセル指定cellReport1.Cell("A1").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";// 座標形式によるセル指定 ※A1 セルを基点(0, 0)とするcellReport1.Pos(0, 0).Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";// セル名によるセル指定// 予め Excel でセル名(名前の定義)を設定したセルを指定cellReport1.Cell("Name").Value = "アドバンスソフトウェア株式会社";
様々な帳票出力シーンに対応
作成した帳票は付属のビューアコントロールでプレビュー、印刷を行ったり、Excel / PDF ファイルへ保存することができます。Windows フォーム用ビューアコントロールの他、新しく SVG / HTML 形式でプレビューを行う Web フォーム用ビューアコントロールや、WPF 用ビューアコントロール、ブラウザ用ビューア ActiveX コントロールを付属。デスクトップ PC だけでなく、タブレット端末やスマートフォン上でも帳票の出力が可能となるため、クライアント環境からサーバー、クラウド環境まで、多様化する帳票開発を支援します。
Windows フォーム用ビューアコントロール
Web フォーム用ビューアコントロール
ASP.NET MVC 用ビューア
その他付属のビューアコントロール
WPF 用ビューアコントロール
ブラウザ用ビューア ActiveX コントロール
セルデザイナ
セルデザイナを使用して Excel ファイルを展開し、目的のセルを選択してデータを設定するセル位置の指定や、データベースの各フィールドとのバインドを直観的な UI 操作で設定することができます。設定した情報を読み込んでメソッドに渡すだけで帳票が作成できるので、よりシンプルなコードで帳票を出力することができます。
セクションレポート
セクションレポート機能では、帳票のヘッダー部、明細部、フッター部を各セクション単位で管理することができます。ページ単位でのヘッダー/フッターの調整や可変のレコードなど、複雑な連続帳票も簡単に作成することができます。
PDF 生成エンジン
PDF 生成エンジンでは、暗号化レベル "RC4 128bit" までのパスワード設定、外字切り替え機能、透過画像の反映に対応しています。
専用バーコードクラスを付属
2 次元バーコードの QR コード、PDF417 をはじめ、主要な 1 次元バーコード、郵便カスタマバーコードを生成することが可能なバーコードクラスを付属。VB-Report 10.0 for .NET ひとつでバーコード付き帳票の作成が可能です。
サンプルプログラムとヘルプで強力バックアップ
豊富なサンプルプログラムとヘルプでプログラミングを支援します。