ExcelCreator for Java (Ver1.1) リリース

ExcelCreator for Java は、2019 年 2 月 7 日更新の製品アップデートより、ExcelCreator for Java (Ver1.1) へとマイナーバージョンアップを行いました。
ExcelCreator for Java (Ver1.1)は、新たに PDF / HTML 出力機能、バーコードクラスを追加したバージョンとなり、ExcelCreator for Java のユーザー様はダウンロードページより製品の最新アップデートを無償で入手できます。

PDF 出力

PDF 出力機能は、プリンタドライバが環境にインストールされてなくても、製品独自機能で高精度な PDF イメージを生成します。また、サーバーサイドからのストリーム出力にも対応します。

・暗号化レベル "RC4 128bit" までのパスワード設定に対応
・一部の Excel 関数で再計算機能に対応(setReCalcValue メソッド)
・フォントの埋め込み、外字切り替え機能に対応
・透過画像の反映に対応

  • Java
  • // Excel ファイル(Book1.xlsx)を読み込みます
    xlsxCreator.openBook("C:¥\Book1.xlsx", "");
    // クローズ時の第 2 引数に PDF ファイルパスを指定します
    xlsxCreator.closeBook(true, "C:¥\Out.pdf", false);

HTML 出力

HTML 出力機能は、特定の Excel シートの内容を HTML のテーブル情報に展開して出力を行います。Java EE など Web 向けのアプリケーションで Excel ファイルの内容を Web ページとして閲覧のみを行いたい場合など、Excel をベースにアプリケーション開発の可能性を広げます。


  • Java
  • // Excel ファイル(Book1.xlsx)を読み込みます
    xlsxCreator.openBook("C:¥\Book1.xlsx", "");
    // クローズ時の第 3 引数に HTML ファイルパスを指定します
    xlsxCreator.closeBook(true, "", "C:¥\Out.html", false);

バーコードクラス

バーコードクラスは、2 次元バーコードの QR コード、PDF417 をはじめ、主要な 1 次元バーコード、郵便カスタマバーコードの生成に対応します。「ExcelCreator for Java」ひとつでバーコード付き帳票(PDF)の作成が可能です。

対応バーコード一覧はこちらをご確認ください。


  • Java
  • // バーコードの種類を設定します(QRCode)
    barCode.setType(BarCodeType.QRCode);
    // バーコード生成単位を設定します
    // Unit.Pixel を指定し、DpiX、DpiY にデバイスの解像度を指定することで
    // 高精度なイメージを作成することができます
    barCode.setUnit(Unit.Pixel);
    barCode.setDpiX(600);
    barCode.setDpiY(600);
    // QR コードのモデルを設定します (Model2)
    barCode.setQRModel(QRModel.Model2);
    // QR コードのバージョンを設定します (Version2)
    barCode.setQRVersion(QRVersion.Version2);
    // バーコードの最小エレメント値を設定します (12dot)
    barCode.setElement(12);
    // バーコード文字列を設定します
    barCode.setValue("https://www.adv.co.jp/");
    // 生成バーコードイメージの実寸を取得し、任意のセルへ貼り付けます
    BarCodeSizeD size = barCode.getScaleSize(Unit.Millimeter);
    xlsxCreator.setScaleMode(ScaleMode.Millimeter);
    xlsxCreator.getCell("A1").getDrawing().addImage(barCode.getImage(), size.getWidth(), size.getHeight());